avenirの記事一覧

  1. 最終話 ありがとう、お母さん〜最後の親孝行〜

    親から子へ、子から親へ。そして次の世代へ母は87歳で永眠しました。私たち兄弟は4人。男3人、そして6歳離れた妹。今、この物語を書きながら振り返ってみると、母は4人の子供を育て上げたんだなと思います。

    続きを読む
  2. 第29話 87歳の誕生日〜ピザとケーキで祝った最後の誕生日〜

    最後まで、母らしく母は病院を退院し、自分が望んでいた施設へ戻ることができました。「最後は病院ではなく、施設に帰りたい。」その母の願いをかなえることができました。施設では月に2回、医師が訪問診療に来てくださいます。

    続きを読む
  3. 第28話 毎週日曜日は母の日〜病院・買い物・会話・筆談〜

    毎週一緒にご飯を食べる。それが私の親孝行でした母に残された時間が、決して長くないことは分かっていました。だから私は、自分にできる親孝行を考えました。何か特別なことをする必要はない。毎週日曜日、母と一緒に昼ご飯を食べよう。そう決めました。

    続きを読む
  4. 第27話 24時間看護という選択〜母が安心して暮らせる新しい場所〜

    治すことから、穏やかに暮らすことへ母が新しく入居することになった施設は、24時間看護に対応した施設でした。妹の家から車で10分ほどの場所にあり、何かあった時にもすぐに駆けつけることができます。それだけでも、私たち家族にとって大きな安心材料でした。

    続きを読む
  5. 第26話 施設をもう一度探す〜母が自分で選んだ新しい住まい〜

    「ここがよか」母が決めた新しい場所大学病院での検査は、2日間にわたって行われました。いろいろな検査を受けているはずなのに、母は私にこんなことを言います。「順ちゃん、ここの看護師さんは針を刺すのがうまか〜。

    続きを読む
  6. 第25話 黄疸が現れた日〜「今日は施設には帰れません」〜

    ついに現れた体の変化ある日、母が暮らしている施設から電話が入りました。「お母様の体調があまり良くありません。病院へ連れて行っていただけますか?」私はすぐに施設へ母を迎えに行きました。

    続きを読む
  7. 第24話 進行が遅い〜医師も驚いた生命力〜

    「まだ好きなもの食べれるね」母は何度か入退院を繰り返しながらも、施設での生活を続けていました。そして毎月、私が付き添って定期検診を受けます。ある日の診察で、主治医の先生から思いがけない言葉を聞きました。「お母様は、病気の進行が比較的ゆっくりですね。

    続きを読む
  8. 第23話 退院祝いはスシロー〜病室から眺めていたお寿司屋さん〜

    母と二人の小さな退院祝い母が入居していた部屋は、施設の3階にありました。この施設は要支援1・2の方を対象としていて、エレベーターを使って自力で1階の食堂まで行き、自分で食事ができることが入居を続けるための条件でした。母はそんな環境の中でも、いつも気丈に振る舞っていました。

    続きを読む
  9. 第22話 入退院を繰り返す日々〜「ステーキが食べたい」母の笑顔〜

    食欲は元気の源がんによって狭くなった胆管に、胆汁の流れを良くするためのステントを入れる内視鏡治療が行われました。治療は無事に終わり、母は再び施設へ戻ることができました。施設のスタッフの皆さんも、母の体調を気にかけながら、本当に親身になって接してくださいました。

    続きを読む
  10. 第21話 好きな物を食べさせよう〜家族が決めたこと〜

    できることは、まだある母の診察には、いつも私が付き添っていました。妹からは、こんなことを言われていました。「先生から何を言われるのか怖いし、説明を聞いても私には難しくて分からない。順ちゃんが先生の話を聞いて、後から教えて。

    続きを読む
ページ上部へ戻る