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第20話 合同会社設立 〜ゼロから築く、新たな未来〜

じゅん坊の人生シリーズ 第20話

合同会社設立 〜ゼロから築く、新たな未来〜

会社が倒産し、

流通を止めたくないという思いから、

FCオーナーたちと共に新会社設立へ動き始めました。

誰も経験したことのない挑戦です。

しかし立ち止まっている時間はありませんでした。

店舗には商品が必要です。

お客様も待っています。

私たちは前へ進むしかありませんでした。


執行社員7人でスタート

合同会社の執行社員は7人。

出資金は一人30万円でした。

決して余裕のあるスタートではありません。

むしろ資金的にはかなり厳しい状況でした。

それでも、

「何とか流通を維持したい」

という気持ちだけは全員が持っていました。


私たちは流通の素人だった

今だから言えますが、

私たちは流通のプロではありませんでした。

店舗運営は経験していても、

流通会社経営は別の話です。

誰もが手探り状態でした。

そんな中、大きな支えになってくれた方がいました。

発起人の一人だった生産者の方です。


事務所はコンテナだった

その生産者の方から言われました。

「農場の敷地にコンテナを置くから事務所に使いなさい。」

お金のない私たちにとっては本当にありがたい話でした。

事務所を借りる費用もありません。

ただ一つ問題がありました。

実は私は、

蛙が大の苦手です。

農場ですから当然います。

雨の日は特に多い。

正直、

「これは勘弁してほしい・・・」

と思いました(笑)

しかし背に腹は代えられません。

ありがたく使わせていただくことにしました。


生鮮品から始まった流通

最初に力を入れたのは生鮮品でした。

野菜。

果物。

農産物。

店舗に並ぶ商品を確保することが最優先です。

少しずつ商品が増え、

流通が動き始めました。

そして私は主に、

サプリメントや化粧品の窓口を担当することになります。

当時は目の前の仕事をこなすのに必死でした。

しかし今振り返ると、

この経験が後のネット通販事業に大きく活かされることになります。

商品知識。

仕入れ。

在庫管理。

メーカー対応。

すべてが現在につながっています。


オーナーからの無茶振り

流通が少しずつ安定し始めた頃、

FCオーナーから新たな依頼がありました。

「販売事業協同組合を作ってほしい。」

しかも農林水産省認可の組織です。

正直、

「またですか・・・」

と思いました(笑)

しかし頼まれた以上はやるしかありません。


行政書士との共同作業

この案件だけは自力では難しいと判断しました。

行政書士の先生にも協力していただきながら進めることになります。

必要書類。

定款。

認可申請。

数多くの手続きを経て、

販売事業協同組合を立ち上げることができました。

今思うと、

FCオーナーの皆さんは形から入りたがる人が多かったですね(笑)

しかし結果的には組織としての信用力向上にもつながりました。


流通を軌道に乗せる

約1年間。

私たちは必死でした。

流通。

レジシステム。

在庫管理。

仕入れ。

販売支援。

やることは山ほどあります。

しかし仲間たちと力を合わせ、

少しずつ形になっていきました。

会社倒産直後の混乱を考えると、

よくここまで立て直したものだと思います。


家族会議

しかし仕事が順調になる一方で、

家族への負担は大きくなっていました。

管理職時代からそうでしたが、

私は家庭より仕事を優先することが多かったのです。

そして合同会社設立後も状況は変わりませんでした。

ある日、

家族会議が開かれました。

そこで私は改めて考えさせられました。

自分は誰のために働いているのか。

何を守るために頑張っているのか。


新たな人生のスタート地点

悩んだ末、

私は執行社員を退任する決断をしました。

仲間と共に立ち上げた会社を離れる。

寂しさはありました。

しかし後悔はありません。

やるべきことはやった。

そう思えたからです。

そして私は再び就職活動を始めることになります。

ところが50代半ばの再就職は、

想像以上に厳しい現実でした。

ここから私の人生は、

管理職人生から一転、

転落と再起の物語へと進んでいきます。


次回予告

第21話 50代の就職活動 〜管理職の肩書きが通用しなかった日〜

29店舗統括マネージャー。

合同会社執行社員。

そんな肩書きがあっても再就職は簡単ではありませんでした。

20社以上の不採用。

そして最後にたどり着いた意外な仕事とは――。

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