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7.172026
第16話 管理職として最後に学んだこと 〜数字の先にあるもの〜

じゅん坊の人生シリーズ 第16話
管理職として最後に学んだこと 〜数字の先にあるもの〜
店長から始まり、
営業マン、
エリアマネージャー、
直営店14店舗トータルマネージャー、
そしてFC加盟店29店舗統括マネージャー。
気付けば多くの店舗、多くの人と関わる立場になっていました。
振り返ると、管理職として学んだことは売上の作り方よりも、人との向き合い方だったように思います。
自立と自己責任
私が仕事で大切にしていた考え方があります。
それは、
「自立と自己責任」
です。
誰かのせいにしない。
環境のせいにしない。
まず自分自身を律すること。
そして結果に責任を持つこと。
私はよく思っていました。
「出来ないことは自分には降ってこない。」
神様は乗り越えられない試練を与えない。
だからこそ逃げずに向き合う。
その姿勢を大切にしていました。
率先垂範
管理職になっても変わらなかったことがあります。
それは、
率先垂範
です。
人にやれと言う前に、
まず自分がやる。
人に頑張れと言う前に、
まず自分が頑張る。
私はプレイングマネージャーでした。
だからこそ、
自分が動いていないのに人を動かすことはできないと思っていました。
現場に行く。
売場を見る。
お客様の声を聞く。
一緒に汗をかく。
その姿勢だけは最後まで変えませんでした。
人財と人罪
私はよく、
人には二種類あると言っていました。
「人財」と「人罪」です。
人財とは、
周りを明るくし、
仲間を助け、
最後まで諦めずに努力する人。
能力だけではありません。
誠実さや責任感も含まれます。
一方で、
周囲のやる気を奪い、
言い訳ばかりで成長しない人もいます。
私は能力よりも姿勢を見ていました。
不器用でも構わない。
失敗しても構わない。
一生懸命頑張る人には、とことん付き合いたいと思っていました。
「出来ない理由を並べ立てるな」
私が好きな言葉があります。
「出来ない理由を並べ立てるな。」
仕事をしていると問題は必ず起こります。
売上が悪い。
人が足りない。
時間がない。
しかし理由を並べるだけでは何も変わりません。
大切なのは、
どうすれば出来るかを考えること。
障害を取り除くこと。
私は常にそう考えていました。
だから現場へ行きました。
だから仲間と話しました。
だから改善策を考えました。
その積み重ねが成果につながると信じていました。
後輩たちから学んだこと
管理職になると、
教える立場になることが増えます。
しかし実際には私もたくさん学ばせてもらいました。
営業力だけを見れば、
後輩の方が優れている人もたくさんいました。
行動力がある。
話が上手い。
提案力がある。
素晴らしい後輩たちでした。
そんな後輩たちに私がいつも伝えていたことがあります。
それは、
「報告・連絡・相談を大切にしなさい。」
ということです。
どんなに優秀でも一人では仕事はできません。
情報共有ができて初めて組織は動きます。
私はそれを何度も経験してきました。
だから報連相だけは口酸っぱく伝えていました。
次の世代へ
人はいつか後輩に道を譲る時が来ます。
私もそうでした。
だからこそ、
自分が経験したことを少しでも伝えたいと思いました。
成功も失敗も含めてです。
良い経験だけではありません。
苦しかったこと。
悔しかったこと。
失敗したこと。
すべて人生の財産です。
私は後輩たちに、
「良くも悪くも人生の糧にしてほしい。」
そう願っていました。
あとがき
管理職人生を振り返ると、
売上に追われた日々だったようにも思います。
しかし本当に大切だったのは数字ではありませんでした。
数字は結果です。
その結果を作るのは人です。
仲間。
店長。
スタッフ。
オーナー。
お客様。
たくさんの人との出会いが今の私を作ってくれました。
そして気付いたのです。
私が追いかけていたのは数字ではなく、人だったのかもしれません。
次回予告
第17話 突然の会社倒産 〜信じていた場所が消えた日〜
順風満帆に見えた管理職人生。
しかし突然、その日がやってきます。
長年勤めた会社の倒産。
50代半ばで迎えた人生最大の試練についてお話しします。
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