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7.212026
第17話 突然の会社倒産 〜信じていた場所が消えた日〜

じゅん坊の人生シリーズ 第17話
突然の会社倒産 〜信じていた場所が消えた日〜
直営店14店舗。
FC加盟店29店舗。
管理職として走り続けてきた私の人生は、順風満帆に見えていたかもしれません。
しかし人生とは分からないものです。
ある日、その時は突然やってきました。
給料が振り込まれない
最初の異変は給料でした。
いつもの日に振り込まれていないのです。
「何かの間違いだろう。」
最初はそう思いました。
しかし翌日になっても入金されません。
社内でも不安が広がり始めました。
そして耳に入ってきた言葉。
「東京本社が大変らしい。」
何が起きているのか。
誰も正確な状況を把握できていませんでした。
不渡りという言葉
しばらくして聞いたことのない言葉が飛び込んできました。
「不渡り」
正直、その時の私は意味をよく理解していませんでした。
しかし周囲の反応を見て事態の深刻さだけは伝わってきました。
会社が危ない。
その現実を少しずつ理解し始めました。
現状打破、反転攻勢、起死回生
社内では様々な言葉が飛び交いました。
「現状打破」
「反転攻勢」
「起死回生」
みんな必死でした。
私もそうでした。
長年働いてきた会社です。
仲間もいます。
店舗もあります。
お客様もいます。
簡単に諦めることはできません。
現実は厳しかった
しかし現実は想像以上に厳しいものでした。
取引先の撤退。
商品の供給停止。
リース車両の引き上げ。
商品代引きへの変更。
今まで当たり前に動いていたものが、次々と止まっていきます。
社内は大混乱でした。
電話は鳴り続けます。
問い合わせが殺到します。
現場は疲弊していきました。
最後まで頑張ろう
それでも私は思っていました。
「最後まで頑張ろう。」
会社が苦しい時だからこそ、
管理職として現場を支えなければならない。
そう考えていました。
店舗へ行きました。
オーナーと話しました。
社員を励ましました。
自分自身も不安でした。
しかし弱音を吐くわけにはいきません。
数か月続いた給料遅延
給料の遅延は一度では終わりませんでした。
数か月にわたって続きました。
家族も不安だったと思います。
私自身も将来が見えませんでした。
長年勤めた会社。
人生の大半を過ごした会社。
その会社が目の前で崩れていく。
こんな経験をするとは思ってもいませんでした。
信じていた場所が消えた日
会社は単なる職場ではありません。
仲間との思い出があります。
成功もありました。
失敗もありました。
海外研修にも行かせてもらいました。
多くのことを学ばせてもらいました。
その場所が消えてしまう。
現実として受け入れるまで時間がかかりました。
あとがき
人生には自分ではどうにもできない出来事があります。
会社倒産もその一つでした。
どれだけ頑張っても。
どれだけ努力しても。
個人の力だけでは変えられない現実があります。
しかし、この出来事が私の人生を大きく変えることになります。
この時はまだ知る由もありませんでした。
人生最大の試練の先に、
新しい挑戦が待っていることを。
次回予告
第18話 50代の就職活動 〜管理職の肩書きが通用しなかった日〜
会社は倒産した。
しかし店舗は残っている。
お客様も待っている。
そんな時、FCオーナーたちから一本の電話が入る。
「松浦さん、流通を止めたらいかん。」
そこから7人の仲間と合同会社設立への挑戦が始まりました。
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