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第18話 48歳で会社の倒産 〜失業と再出発〜

じゅん坊の人生シリーズ 第18話

48歳で会社の倒産 〜失業と再出発〜

長年勤めてきた会社の倒産。

それは私の人生の中でも大きな出来事でした。

しかし本当に大変だったのは、その後だったのかもしれません。

会社が倒産へ向かう過程で、私は様々な人間模様を目の当たりにしました。


倒産の現実

会社経営が厳しくなり始めた頃から、社内の空気は少しずつ変わっていきました。

給料遅延。

取引先の撤退。

商品の供給停止。

リース車両の引き上げ。

現場では様々な問題が発生していました。

それでも私たちは、

「何とか立て直したい」

という思いで必死に動いていました。


債権者説明会

忘れられないのが債権者説明会です。

会場には多くの関係者が集まっていました。

取引先。

金融機関。

関係業者。

そして会場では怒号が飛び交います。

電話も鳴り続けていました。

聞こえてくるのは厳しい言葉ばかりです。

罵声。

怒り。

不満。

今まで経験したことのない空気でした。

会社が倒産するとはこういうことなのか。

現実の厳しさを思い知らされました。


良い時と悪い時

その時に学んだことがあります。

良い時には人が集まります。

しかし悪い時には人が離れていきます。

昔から言われる言葉があります。

「金の切れ目が縁の切れ目」

少し寂しい言葉ですが、

現実にはそういう場面もあります。

会社が苦しくなるにつれて、離れていく人もいました。

もちろん最後まで支えてくれる人もいました。

私は人の本質を見た気がしました。


残務整理の日々

会社が完全に終わるまでには多くの仕事が残っていました。

店舗対応。

取引先対応。

在庫整理。

様々な残務処理です。

悪条件の中でも現場は動き続けなければなりません。

私は会社の一員として最後までその仕事に関わりました。

正直、精神的にはきつかったです。

しかし途中で投げ出すことはできませんでした。


このままではいけない

そんな日々を過ごす中で、

私の中に一つの思いが芽生えました。

「このままではいけない。」

店舗は残っています。

お客様もいます。

生産者もいます。

会社はなくなっても、

商品を必要としている人はいるのです。

誰かが動かなければ流通は止まってしまう。

その危機感がありました。


オーナーたちとの決意

FC加盟店29店舗のオーナーたちとも話し合いを重ねました。

みんな不安を抱えていました。

しかし諦めてはいませんでした。

そして私たちは一つの決断をします。

「自分たちで流通会社を立ち上げよう。」

それは簡単な挑戦ではありません。

しかし誰かがやらなければならない。

その思いは全員同じでした。


失業と再出発

48歳。

会社倒産による失業。

普通に考えれば人生の大きな挫折です。

しかし不思議と諦める気持ちはありませんでした。

今まで積み重ねてきた経験があります。

仲間もいます。

そして守りたい店舗があります。

私は前を向くことにしました。

再出発です。


あとがき

会社倒産は辛い経験でした。

しかしその経験があったからこそ、

人のありがたさ。

仲間の大切さ。

そして行動する勇気を学ぶことができました。

人生は思い通りになりません。

それでも前を向いて歩き続けるしかありません。

私の再出発は、ここから始まりました。

次回予告

第19話 流通を止めるな 〜残された店舗を守るために〜

会社は倒産した。

しかし店舗は残っている。

お客様も待っている。

FCオーナーたちと共に、流通再建への挑戦が始まります。

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