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10.22026
第12話 救急車で運ばれる母〜兄弟で考えたこれから〜

家族みんなで向き合った現実
その後、母は何度か救急車で病院へ運ばれることがありました。
そのたびに対応するのは、私と妹でした。
母の体調を心配する一方で、兄弟みんなが考えなければならない現実がありました。
「これから母をどう支えていくのか。」
一人暮らしを続けるのは難しいのではないか。
同居したほうがいいのか。
それとも施設へ入居したほうが安心なのか。
施設に入るとしても、年金の範囲で入居できるところはあるのだろうか。
誰が施設を探すのか。
引っ越しはどうするのか。
考えなければならないことは山ほどありました。
離れて暮らしていた次男の兄は、
「お金はできる範囲で援助するから、母のことを頼む。」
そう言ってくれました。
それぞれができることで母を支えようとしていたのです。
一方で、一番近くで母を支えていた妹は、介護の疲れや精神的な負担から、母と口論になることも増えていました。
ある日、妹から私に一通のメールが届きました。
「もう何もしない。」
その短い言葉から、妹がどれほど悩み、苦しんでいたのかが伝わってきました。
介護は、一人で抱え込んではいけない。
家族みんなで支え合うことの大切さを、私たちは改めて実感したのでした。
次回予告
第13話
施設探しが始まった
母が安心して暮らせる場所を探すため、家族が動き始めます。
理想と現実の間で悩みながら、私たちがたどり着いた答えとは…。
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