ブログ

第3話 店長への道 〜売上との戦い、部下育成、挫折と成長〜

じゅん坊の人生シリーズ 第3話

店長への道 〜売上との戦い、部下育成、挫折と成長〜

18歳でパン職人になり、22歳で自然食品店へ転職。

ホシノ天然酵母と国産小麦を使ったパン作りに夢中だった私でしたが、ある日、人生の大きな転機が訪れました。

それは――

「店長をやってみないか?」

という一言でした。

当時の私は製造の仕事には自信がありましたが、人をまとめる経験はほとんどありません。

正直、不安の方が大きかったのを覚えています。

しかし、

「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」

そう思い、店長の仕事を引き受けました。


売上との戦い

職人時代は、

「良い商品を作ればお客様は喜んでくれる」

そう考えていました。

しかし店長になると、それだけでは店は成り立ちません。

毎月の売上目標。

原価管理。

人件費。

在庫管理。

利益の確保。

初めて数字と向き合う毎日が始まりました。

売上が良い日もあれば悪い日もあります。

雨の日はお客様が減り、

イベントを企画しても思うような結果が出ないこともありました。

売上表を見ながら頭を抱えた日も少なくありません。

「どうしたらお客様に喜んでいただけるのか」

毎日考え続ける日々でした。


部下育成という壁

さらに難しかったのが人材育成です。

自分一人が頑張れば良いわけではありません。

スタッフ全員が同じ方向を向いて進まなければ、お店は成長しません。

ところが若かった私は、

「なぜできないんだろう」

と考えてしまうことがありました。

今思えば、自分の伝え方が悪かったのです。

人は一人ひとり性格も得意なことも違います。

厳しく言えば伸びる人もいれば、

褒めた方が力を発揮する人もいます。

失敗を経験しながら、

相手の立場で考えることの大切さを学びました。


大きな挫折

もちろん順風満帆ではありませんでした。

売上が思うように伸びず、

スタッフとの関係に悩み、

自分自身の力不足を痛感したこともありました。

店長になれば全て上手くいくと思っていましたが、

現実はそう甘くありません。

「自分は店長に向いていないのではないか」

そう思ったこともあります。

しかし不思議なもので、

苦しい時ほど学ぶことが多いのです。

失敗した理由を考え、

改善策を考え、

また挑戦する。

その繰り返しでした。


成長のきっかけ

少しずつですが、

スタッフが成長し、

お客様から感謝の言葉をいただき、

売上も伸び始めました。

何より嬉しかったのは、

スタッフが自分で考えて行動してくれるようになったことです。

店長の仕事は、

自分が一番頑張ることではなく、

みんなが力を発揮できる環境を作ること。

そう気付いた時、

私自身も一歩成長できたように思います。


あとがき

店長時代に学んだことは今でも私の財産です。

売上は大切です。

しかし、それ以上に大切なのは人との信頼関係。

お客様との信頼。

スタッフとの信頼。

取引先との信頼。

どんな仕事でも最後は「人」なのだと教えてもらいました。

そして、この経験が後の営業職やエリアマネージャーとしての仕事につながっていくことになります。

次回は、

「パンしか焼けないと言われて始まった私の営業人生」

をお届けします。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ページ上部へ戻る